2010年04月19日

入道ヶ岳 906m

椿大神社 北尾根 北の頭 入道ヶ岳 奥ノ宮 入道ヶ岳 二本松尾根 椿大神社

おヒル様の洗礼を受ける時期が迫ってきている・・・
その前に鈴鹿山脈を荒らしに行かねば・・・!

陽が差すとおヒル様の影にビクビクし、
空からの謎の声に翻弄された鈴鹿山脈記。。。


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今回は妻とのタッグで登頂。
入道ヶ岳は標高の割りに山頂の展望が素晴しい山なのだが、いかんせん登山道がのっぴきならない。

前回、3月だが今回も前回も登山道を踏み外さず歩いているため、
写真はほぼ同じ場所から撮られたものが多い。
だが前回は雪化粧・今回は花模様と様々な入道ヶ岳の顔をお届けできるであろう。。。


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前回、巻き道をガンとして使わなかった妻だが、今回もその事には一切触れずモクモクと階段を上がる。
どうしてそこまでに階段にこだわるのか全く理解不明である。。。
ここで一人左の巻き道を使うと・・・ほら!機嫌悪くなった!!・・・一体なんなのさ・・・


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陽が差していても若干涼しい道だ。
この地面の下にヒルが眠っていると思うと・・なおさら涼しいが。


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しばらく茶一色のそれほど楽しくない道を進むと鉄塔に出会う。
平坦な道もあるが、ほぼ登り。906mといえど、なんてったて1合目からの登頂だ。
・・・などと自分を納得させモクモクと登る。
そのように自己解決できない妻はとこあるごとにややギレを繰り返す。。。
俺も妻も、不憫よのぅ・・・


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どこが道かっていうと、コレが道。
避難小屋手前の急登だ。 我が家ではここを“○○返しの急登”と呼んでいる。
○○とは妻の名前だ。 過去に車酔い後に来た時、妻はここから一歩も進めなくなったことがある。
それからここは妻帰しの異名を持つ・・・。
妻返しの急登も両手で岩を掴んで、木の根に足を架け上がっていく。


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この短い距離でこの勾配って・・・。

避難小屋には丸太が1本置いてある。
以前、休憩中に息子が丸太に足をかけ、漫画のようにすっころんだ。
両足が中に浮いてそのまま綺麗に丸太で頭を打った・・・
何度思い出しても安堵と失笑の入り混じった複雑な気分になる。

ちなみにこの話になると、息子は誰に似た という話になりもれなくモメルのであった。


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入道ヶ岳名物・アセビのアーチ。
宮崎某監督の『となりのト○ロ』に出てくる、メイが迷い込むトト○の住処へ通じる道に見える・・・。
中途半端な高さなので中腰で歩くと、なんだか自分が段々小さくなっていくような感覚に陥る。
山に入ると感じる気持ちに少し似ているのかもしれないな、と思う。
山はいつも広大すぎて、月並みだが自分はこの山の中の一点にもなってない気がする。
心細いような、大きなものに抱かれているような安心感・・・どっちも紙一重な感覚。。。
しばらく続くアセビのアーチは、柄にも無くそんなノスタルジーな気分に突き落とされる。

「後ろつかえてるんですけど!!」の妻の声で一気に萎えるんだけれど・・・
後ろって、あんたお一人様でしょうが・・・!・・・当然、俺のソウルフルシャウトだ。

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振ると音がしそうだなぁ〜。振り返るともう彼女はいない・・・

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花を愛でる心を持ち合わせてないのだから仕方のないとこだ・・・
自己解決できる俺って、少し不幸・・・。


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空は白いが、くすんだ白さにもピンクは映える。眩しいくらいだ。
この辺で、大きなガサッという音がしたので 「熊か!?」 と身構えたが、妻だった・・・。
北の頭まで進んで、待っても追いついてこないので戻ってきたそうな。
熊に正直申し訳なく思った・・・。この場を借りて熊一同に謝罪申し上げよう。


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・・いや妻だ。 そのまま一思いに後ろから押せば・・・と思い近づくも
彼女のバックはとれない・・・。巧みに背後を守るその姿はさながらゴルゴ31のようだ。
いつか背後をとることが出来た時は、罠かなんかでそのまま殺られちゃうんだろうな、俺・・・


さぁ、涙を拭いて! もぅ頂上はすぐそこだ・・・!

山頂は360°の展望。。山頂で休憩後、奥の宮へ。



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写真左上が奥の宮。

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奥の宮へ進む。御在所が素晴しい。。。
個人的には、頂上よりもこの窪地のほうが居心地が良い。
人は少ないし(熊も先に進んでることだし)気持ちいい風も通るし。

一切振り返らずに進む彼女にはある種の男前さも感じる。
歌の歌詞にありそうだ。。
ただ昭和以前だったら、ぶん殴られて三行半を押し付けられていたであろう・・・
いい時代ってあったんだ・・・・・・



「ガガッ!・・・登山者・・・ガガッ・・・▽?◇☐☆☆・・・!」
−−−!!??何事??
その時、足元に大きな大きな鳥が・・・!! 怪鳥・・!?
熊連れてそのうえ怪鳥まで・・・!? しかも人語を解する鳥!
   無理だ!自分を百戦錬磨の猛獣使いだと自負していたが、両方は無理だ・・・!!
入道ヶ岳の神様はそんな過酷な試練を与えるというのか・・・!?
ここで怪鳥の餌食になるのか俺・・・その横で踊り狂うであろう熊・・・
その後、熊VS怪鳥・・・
いや、いいんだ。そんなことまで知るもんか・・・今この瞬間自分の 自分だけの命が危ないというのに・・・
(熊は怪鳥と同等に渡り合えそうな気がするので敢えてここでは自分だけのと断定させていただく)
なんか涙出そう・・・短かった俺の人生・・・まだやりたいことは沢山あったのに・・・・
召しませ!山の神よ!! 怪鳥よ!!

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「ガガッ!・・・下に登山者が一名・・・・二名。・・・ガガッ・・・」
グライダーの操縦者は、ぐ〜る ぐ〜ると頭上をこれ見よがしに旋回して行ってしまった・・・

一人、照れ隠しにニヤニヤしながら進むと、妻が悪い顔で立っていた。。
見ていたのだ。そして俺の心理まで読んだのだ・・・。
こういう時、彼女は相手が何を言われたら一番堪えるかよく知ってる。
片方だけ上がった口から発せられた言葉は、
「いい? もう気が済んだ(笑)?」
嘲り笑われたほうがよっぽど楽だ。。。


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入道ヶ岳は入道ヶ嶽と書くらしい。
古くは神体山(しんたいざん)と呼ばれ、山そのものがご神体とされてきそうな。
俺が見たものは、(熊も怪鳥も)山の見せた夢なのか・・・


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奥の宮から山頂を望む。 ここから北の頭経由で山頂へ戻る。
この空中散歩は正解だった。


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帰りは二本松尾根で降りる。
下山すると、河原で暫し休憩。本日の感想などをお互い述べる。

ちなみに山頂付近で見た(想像した)怪鳥とは楳図かず○先生チックなものだ。
この日から三日三晩、熊VS怪鳥の死闘に巻き込まれる夢を見る・・・。
自分はもれなく戦い前半で息絶えるのだが、戦いの勝敗なんて知りたくない。
舞台は当然入道ヶ岳である。
猿田彦大神の嘆きが聞こえるようだ・・・・
「アフォ!熊は繋いで連れてこんか〜い!」 と・・・その後ろには諸々の神々が「そうじゃ〜そうじゃ〜!ヴォケがぁ!」と・・・

あんまり思い出したくない想い出がまた一つ増えてしまった、入道ヶ嶽。。。


タグ:鈴鹿山脈
posted by Lilium medeoloides at 12:22| 愛知 ☀| Comment(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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