2010年05月03日

23座の展望 富士見台へ



神坂神社 富士見台登山道 池の平 一本立 千本立 萬岳荘 神坂峠 神坂小屋 神坂山 古代東山道 神坂神社

富士山見たい・・・富士見たい・・・ふじみたい・・・富士見台・・・
富士見台の由来の一つとなった、なかなか微笑ましい・涙無くては語れないエピソード。
日本百名山の23座も見えるのだから、富士山だって・・・との思いが伝わる。
「おかっさん、それは言わない約束でしょぅ・・・よよ・・・」富士見台の声だ。

GW中一体いくつの山を歩いただろう・・・。
布団で寝てないからか、眠い・体が重い。高速が怖い・メ○シャキッもそれほど効いたとは思えず、それでも家族サービスに骨身を削る俺の生き様、とくと御覧あれ・・・

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園原ICから神坂神社までは15分足らず。神坂神社手前の『蒼白の滝』が最終WC地点。
「無くても行っとけよ〜」子を持つ山屋ならわかる会話。山用語では「花摘まなくても行っとけよ〜」の略。

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『蒼白の滝』前に『園原の里 展望』と銘打った看板。こんなもんじゃぁないから富士見台は・・・!
『蒼白の滝』は下山後に立ち寄ることにしてあるので、下記参照を願う。

あぁ・・陽が登ってきたよ・・・

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助手席が無言でカリカリしてきたぞ〜・・・息子!早くファスナー上げて戻って来い!
あぁヤだなぁ、この密室で妻と二人・・・
・・・ッだぁッ!!過呼吸と酸欠状態を繰り返しながら意識が遠くなる・・・
「ちょw白目でヨダレ出てたよ・・・」と妻の下品な笑い声で覚醒する。
なんか、出だしから既に体調は極悪。。。
ゲラゲラと腹を抱える妻と、それを見て地獄絵図でも見るかの様な息子を乗せて、神坂神社到着。

駐車場横の階段を上がり、社殿横より登山道取り付きだ。
10分程か、この林道に出るまでの登山道は人の手が入ってないように思う。
「鎌背負ってこれば良かった・・・」と妻。 う〜ん、分かる・・・。
鎌が必要だということではなく、背負った妻の姿をだ。
分かる。似合う。怖い。W・N・Kだ、我が家では別法則で、笑ってる、逃げたい、怖い。もある。
今回は、分かる。似合う。怖いの3原則だ。

鎌の似合う神社横から林道に出る。
林道を少し下って、富士見台登山道へ入る。
前半は植林の中を登る。この登りで標高を稼ごうってワケだ。

それでも登りやすい道で、木漏れ日の中を60分ほど上がる。

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撮影隊(実質1人)は辛く過酷な仕事だ。隊長は面白いほどに自分のペースで上がる。
そして遅れる撮影隊に渇を入れる。
あれを撮って・これも撮ってと注文の多い時だってある。
「あそこから、ここを撮って」だってある。そして「遅い!」と吠える。
 (あそこ)まで下って(ここ)を撮るってんですか!?
「そう、あそこまで下ってここを撮って!」・・・当然撮影後確認し、もう一枚!となることだってある・・・。
「そう、もう一度 あそこまで下ってここを撮って!」だ。

根が優しい俺は断れずに「もう一枚!」「もう一枚!」に付き合う。
そのうちに、「遅い!置いて行くよ!」に変わるまで付き合う。いつの間にか身についた悲しい処世術だ・・・。

先のほうでドスドスというか、ガツガツという登る足音が聞こえる。
地面に地底に続く様な暗黒な穴がポッカリと口を開け奴を飲みこんでしまふ・・とか、
腹をすかした熊が咽喉仏あたりをガップリやってくれる・・とか、考えただけで心が軽やかになるわい。
もっと遠くへ〜♪なんて浮かれて口ずさんでいると、カーブを曲がったすぐそこにヌッと立っていた。
冷ややかな視線が痛い。視線で殺されるとはこのことだ・・・。
「車の鍵、持ってたよね!貸して!持つから!」・・・なにおぅ!読まれた!不可抗力の傍観者・・・俺の夢は奴に奪われた!!

そうか・・・殺られるのは俺だったのか・・・なんだか諦めにも似た笑みがこぼれる・・・

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追いはぎにでも会ったかのような俺。身も心もボロボロだ。

古代東山道分岐を過ぎると道相が変わる。
唐松林の中のアップダウンの少ない道になる。
ボロ雑巾のような俺が最後尾を歩く・・・。さっきまで米米だったのに今は昭和枯れススキだ。

池の平・富士見台への道標をとおり、しばらくすると湿地帯。休憩場所・一本立に出る。
コレ見よがしに車の鍵を「ジャラーン!ジャラーン!」と弄ぶ妻・・・。
奴は俺が追い込まれるのを見て楽しんでるんだ・・・と、本当に追い詰められていく俺。

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やがて穏やかな尾根道になり、白樺・唐松・笹の中の道になる。
地面はフカフカだ。フカフカの中にも錆びた有刺鉄線があって注意が必要だ。
奴は有刺鉄線には気付いていない・・・その調子だ・・・
・・・と、そこに小蠅が!この小蠅は顔面目掛けて突進して来る。なので彼らは必然的に、目玉の中で死に絶える。まるで死に場所を探して彷徨うかのようだ。目の前をグルグル旋回したかと思うと「突撃ーーー!」だ。何が突撃だ、生きてこそ人生なのに。こんなに辛く厳しい人生だって頑張って生きているのに・・・。

ここで聡明な皆さんは気付いたであろうか。 上記で小蠅は『彼ら』で、妻は『奴』呼ばわりなのを・・・!
辛く厳しい人生でも、ささやかに怨み・愚痴は発散しなくはならない。
ささやかではあるが、悲しい俺の処世術vol.2だ。

さて、千本立はS56年肉牛繁殖施設の名残の牛集牧柵があり、涼しい中を進む。


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萬岳荘にて休憩。
GW中は、園原より無料(?)バスが出ているとか出ていないとか・・。
憎っくきハイカー殿が続々と上がって来ている。

我らは10分程下って神坂峠からの道を選択。
車道を申し訳なさそうに、端を歩くことにする。
いや、ハイカーご一行が悪いのでない・・多くは語りたくないが、・・語りたくない。



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峠から富士見台山頂までは30分ほど。前半疲れた足と心に鞭打って登る坂だ。
言っても緩登だが、ここをビーチサンダル・革靴・ミュールで上がるハイカー様は凄い。
凄い足が汚い・・・。そして凄いゴミをここへ廃棄して下られる・・・。
むぅ!やっぱり許せん!!


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最近、ゴミを拾いながら登っている。時には驚くような生活ゴミも山にある。
リュックも車も拾ったゴミで一杯になってしまうが、気分はいいものだ。

自分が登ったから綺麗になった。自己満足だがそれもいい。。。

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神坂小屋。左がトイレ。
晴れてるな、それは期待できそうだ。

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頂上手前のケルン。我が家も安全祈願・本日も安全であったことを感謝する。
この時ばかりは、妻もなかなかいい顔になる。
もしや、お願い事とかしてるんじゃぁ・・・

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いわゆる、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!だ。
23座の写真は他の方にアップを任せるとして(撮影隊ともあろうものが・・・)、
1枚くらいはねぇ・・・。ここで撮る写真は立ち位置が皆同じなので、誰もが同じ写真になってしまう。


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山頂で休憩をむさぼった後、神坂山へ。正味20分ほど。それでもハイカー各位はここへは来ない。
富士見台・恵那山を眺めながらの空中散歩だ。
この辺はトレイルのように走り抜ける。

眺望は富士見台には勝てないが、彼の地には無い三角点があり、貸切状態だ。
富士見台山頂の喧騒が嘘のようだ・・・。

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神坂山分岐までは、我慢の登り。派手な登り降りを数回繰り返し分岐に到着。
ここでも有刺鉄線を発見。 これは一発で破傷風だ・・・。持ち帰って画策を練ろうかとも思ったが、自分の身も危険なのでやめとする。


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帰路は古代東山道へ。大変に歩きやすい道で、奴の機嫌も治ったのか車の鍵も返してもらえる。
山腹道で木橋あり、崩壊地ありでアッっと言う間に林道終点へ。

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林道からは約2kmほど園原川の流れを聞きながらのウォーキングだ。
川べりで水遊びなぞし・・・。


標高・登山道の割りには隣の恵那山顔負けの満足のいく山行となった。
鍵も返してもらえたし・・・。

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車に荷物と妻・子供を積み、『蒼白の滝』へ向かう。
1枚100円の素焼きの皿を購入。それを滝へ投げて運気を占うというものだ。
「辛抱して吉」って・・・毎日が辛抱の連続なのに・・・これからも辛抱しろと・・・吉なんてお目にかかったことは無い・・・
ウッ・・・なんだか、最近涙腺が緩くなった気が・・・・・・

ちなみに奴は「全てに運気上昇」ってこんなんアリか!? 『舞い上がりし皿は・・』って舞い上がるなんてアリ??
俺の時には吹かなかった上昇気流・・・。妻の時には吹いた・・・。

辛抱だッ!俺、辛抱だッ!いつかこんな俺にも吉が訪れるハズ・・・(涙)

タグ:岐阜の山
posted by Lilium medeoloides at 10:00| 愛知 ☀| Comment(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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