2010年10月24日

2010.10.24 竜ヶ岳の紅葉

鈴鹿山脈 竜ヶ岳 1,099.6m

紅葉の竜ヶ岳へ・・・!

 宇賀渓駐車場 → 林道終点・ホタガ谷分岐 → ホタガ谷出合 → 小滝 → 炭焼き跡 → ササの谷 → 稜線 → 治田峠分岐点 →竜ヶ岳山頂

百戦錬磨の息子と一緒の為、裏道をゆっくり味わいつくすつもりで歩く。

駐車場へは、朝もまだ暗く一番乗りであったため有料駐車場でもらえる地図を受領できずに出発する。
平成20年の集中豪雨・今年の大雨で、多少の登山道変更があるのでは・・と思ってのことだったので残念だ。

P1000281.JPG
結果から言うと、集中豪雨の為に設けられたトラバース箇所はあった。
それでも登山道はよく踏まれ、危険箇所にもそれなりに人の手が入っている感があった。

つい春には、60代男性・50代女性がこの裏道で滑落し死亡。
夏には30代男性2名が道迷い遭難にて救助されている。
とかく事故が多い山としてこの辺りでは通っている。

竜ヶ岳と言えば、美しい滝が有名だが、その滝は裏道に限って言えば見るも無残な姿になっていた。。。


真っ暗な宇賀渓駐車場で荷を降ろし、爆睡している息子を起こし、日の出の出発合図を待つ。
車外は恐ろしく寒い。
 外でストレッチ中の妻と一瞬目があう。腹式呼吸の彼女の鼻から真っ白い息が出る。フラッシュもたいてないのに赤目・・・!
 ・・・まるで、大魔神だ。。。暗がりなので、いつにもまして気味が悪い・・・(当社比1.5倍)

「3枚のお札」という昔話がある。
小僧さんが、迫る山姥に、和尚さんからもらったお札を次々に投げつけて難を逃れる、大変勉強になる民話だ。
この時ばかりは、心底そのお札を投げつけたい衝動にかられた俺だった。。。
常日頃、ヒヤリハット調査を怠らない自分だが、【お札がなければ意味が無い】を学んだそんな一日でもあった。。。
お札、それは貴方の命を守ります。



宇賀渓 歓迎ゲートをくぐって、落合橋を渡る。しばらく行くと左手側に宇賀渓キャンプ場への吊橋がある。
河原には、キャンパーのテントがある。  この河原も、真っ白くなっており以前とは川筋が変わっていた。

ホタガ谷出合につくと、東屋とトイレがある。
ここから右のスギ林の斜面に取り付くのだが、立て看板には 

「この先注意。先立っての豪雨によりこの登山道は危険」の意が書かれている。

ほんの数日前の雨であったが、対応の早さに関心しつつ歩を進める。

もちろん無理はしない。いつだって引き返す事も選択可能の為、早出している。
後ろで息子は、 「別に山頂に登るのが目的じゃないもんね、お父さん?」 と営業スマイルを浮かべる。
この年でこの笑顔を習得するとは・・・笑顔の裏に 「引き返した時点で、今日の山行は終了だよね!?」 が潜む。

谷に降り、幅の狭い山腹道を一列で進む。
丸太橋が架けられているもののこれが滑る。 雨の翌日や、朝露で湿っている時等は注意が必要だと思う。

P1000212.JPG


以前、丸太橋が二つ・三つと架けられていた場所は、大きく削られ斜面に苦肉のトラバース道が出来ていた。

P1000218.JPG


倒木と流木にまみれ、以前の美しさは影も無い・・・

P1000307.JPG


P1000242.JPG

炭焼き跡地に出る頃には、水量も減ってきて源流状となっている。
ここらで源流は何度か地下に潜っては沸いてを繰り返す。
水源を捜しながら歩くのも楽しい。


P1000223.JPG

この辺りの道は何処かを思い出すな・・・
・・・何処だろう・・・・



顔を上げると目の前の景色は笹原に一変していた。
ただ、この時目の前に見ていた笹原にはなかなか手強いトーチカが潜んでいた。

御蛇様の洗礼もあった。
それでも、景色を楽しみながらの登りだったので事なきを得たのだが・・・
鹿の糞を息子にチョコボー○などと嘯き登る。
そんなにジッと糞を見るな、息子よ。嘘なんだから、嘘。


P1000265.JPG

見つめていても糞はチョコになるわけもなく、遅々として糞に見切りをつけない息子の首根っこをつかみ進む。

遠足尾根にて。 静ヶ岳方面を望む。渋緑の笹の上を冷たく澄んだ風が吹き渡る。
赤が ポツーーン と。



P1000267.JPG

前期の息子の言葉を借りるなら、 「ここまででも十分!」 な気分。

P1000282.JPG

樹林帯を抜けていよいよ県境尾根へ・・・
この赤・・・!

「真っ赤な秋」の歌詞がリフレインする。
き〜みと ぼく〜♪ のあとに息子の絹を裂く様な悲鳴・・・!

振り向くと・・・見境の無くなった妻に抱きしめられている・・
もう5年生、の嫌がる息子
まだ5年生、の息子離れできない妻
軍配は妻優勢。
本物の真っ赤な頬に何がなんだかわからなくなってたまらなくなったのだろぅ
安易に想像がつく。。。

あぁ・・今お札さえあったら息子を助けてやれるのに・・・!


P1000275.JPG

P1000277.JPG



P1000284.JPG

この景色にもぅ、言葉なんて無い・・・・!

遠くで、 「や〜め〜て〜・・・・!!」 「た〜す〜け〜て〜・・・・!」

そう、もう既に遠い。お札は無い。
獅子は我が子を谷底へ落とすと言う。 ヒヒではなくシシの話。


P1000274.JPG

あの赤の正体はこれ。
こんな赤の中を歩く。 上を見上げてそのままぐるぐると回る・・・樹林帯の中は 赤赤赤 ・・・!



P1000281.JPG

むしろ山頂より素晴しいね、この山容は・・・!
綺麗な半円型、ボールで作ったプリンを勢い良く バカッ っと引っくり返したらこんな形。
裾野の赤はさしづめカラメルソースか・・・

山頂は360°の展望だが、この日は風が強く長居は出来ず早々に退散。
あと腰を下ろせる場所といったら、せいぜい滝の傍しかない。
休憩の度に食料を口に投げ込み、風の冷たい水場もそそくさと退散。

帰路は、宇賀渓の売店で何食べる? 家までの帰り道で何食べる?話のみ。

なんだか尻切れトンボのようになった山行記録だが、
今回は竜ヶ岳の紅葉よりも 【3枚のお札】話 がメインのため・・・
タグ:鈴鹿山脈
posted by Lilium medeoloides at 10:00| 愛知 ☁| Comment(2) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは、そば屋の嫁です。
ブログ更新されてる!ということで早速お邪魔しました♪

集中豪雨の被害の痕、痛々しいですね・・・(T T)
でも、お怪我がなく何よりです。
それに紅葉・・・ものすごく綺麗ですね☆
本当に気持ち良さそうな尾根^^

ところで、以前から思っていたのですが
奥様、おもしろい方ですよね・・・!
抱きしめられて叫ぶ息子さんは
恥ずかしくって大変な思いだったかもしれませんが、
何だか微笑ましいな〜って思っちゃいました^^

お札の話、懐かしい!
イザナギ、イザナミが出てくる日本神話を思い出してしまいました。
昔話って奥が深くて面白いですよね^^
Posted by クミ at 2011年01月24日 01:39
今晩わ、コメントありがとうございますmm
米頂いてから時間が経ってしまって恐縮です;;
返信では、気の利いた紅葉話でも・・と思っていましたが気付くと桜の枝先が桃色になってました!

この週末は先日開通したばかりの石榑トンネルに行ってきました。
機会があれば(写真の枚数もあれば//)upしたいと思っています。

イザナギ・イザナミ・・・なっ懐かしいですねー!
子供心に少し怖い話だったと記憶しています。怖くてググれない自分ですw

(Ctrl+P)で出したものを家人の目の届く処に置いて様子を見てみようと思います。
チキンハートの家人が目を血走らせて向かって来る音が
 聞 こ え ま す・・・

やぱ、怖い話なんスね〜・・・
Posted by クミさん (Lilium medeoloides) at 2011年04月04日 00:47
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。