2011年01月02日

三池岳 971.46m



駐車場(射撃場横) ⇒ 未舗装林道 ⇒ 栗木谷大堰堤 ⇒  坂中の地蔵 ⇒ 栗木谷(下山) ⇒中峠 ⇒ 八風峠


山頂までは直ぐなれど、行かずとも楽しい三池岳かな・・・(負け惜しみ含む)


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登頂予定にしては、そり2台を持参にて。
50Lリュックは夫婦共に食品ではちきれんばかり。
今回は珍しく、出発準備時点から帰りに寄るラーメン屋を指定しての山行。

2011年1月と過去冬の三池岳の画像との比較でお送りする。

相も変わらず八風ロッジキャンプ場の雪は深い。
日の出を拝むため、AM5:00には駐車場着。

とは言っても、八風ロッジ手前の広場に車止め。


2008年1月初旬を振り返ると、射撃場横までは車で入れた記憶がある。画像はない。

2008年(同年)2月中旬では
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八風ロッジ手前で雪はこの状態。車道には前者のタイヤの跡もない。

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上記も2008/02のもの。

白目で眠る息子を余所に、妻と三池岳の懐かしい話で車内は盛り上がる。
ふと見ると外は日の出前のグラデーションは始まろうとしている。
・・・!! 「チィッ!! ハメられた!!」
履き捨てる様に呟いて、慌てて車から飛び出す妻・・・その変わり身と言ったら かのクリーミーマミも真っ青だ。
「そもそも、撮り専でも無いくせに・・・野郎、カメラは持って出てないのに、煙草だけはしっかり持って出てやがる・・・」
残されたカメラと息子を見てポツリと呟く・・・

カメラを持ち車道に出てみる

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2枚の写真の時間差は10分間。

背後から視線を感じたので振り返る。・・・こちらを見てる眼差しがある・・・
その顔と言ったら不信感満載だ。 なにやら穏やかではない。

ありぁ獣だ、野生の獣の目だ

「どーどーどー・・・」腰を低くして猫撫で声で近づくと 「フシャァァァーーッ」と背中の毛を立てて威嚇してきた。
「それはお前が作ったものではないだろう。さ、こっちへ来るんだ」 我を失い、テリトリーを死守する獣を諭す。

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妻が死守していたミニかまくら IN駐車場。
繰り返すが彼女が作ったのではない。以前ここを訪れたどなたかの力作。
どうしてそれを自分の物だと思ったかは不明。
ソロソロと近づき、手の匂いを嗅がせる「我々は君の敵ではない」との意思表示をする。
恐る恐る匂ってみる奴の背中に瞬時にまわりチョークで落とす。


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この先に待ち受ける受難を暗示するかの様な三池岳の雲。
・・・・・・もぅ帰っちゃおうかな・・・と弱気になる・・・

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これは2008年2月のもの。

そうこうしてるうちに御来光・・・
と、とにかく出発ぅ!!

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明方まだ凍る車道を進み登山口へ。
この分だと雪は大丈夫そうだ。と安心しつつ息子には極秘で事を進める。
何も知らず安易に 「大丈夫かな~?雪」 と連呼する息子。 ここはとりあえず 「どうかな~?」 でスルー
今日は「どうかな~?」で乗り切れる予感がする・・・

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上記は2008/01の林道

雪はそれほどではないにしても、崩壊が激しい。
滝ヶ谷出合に着くまでには2度山腹をトラバースし林道に戻る。

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奥に見えるのが堤防。この雪の下は上流から流れ着いた土砂。
暫らく進むと堤防に出る。堤防の上で流れを右岸に渡る。

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それにしても近年の鈴鹿レポは辛い・・・

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この写真は2008/01のもの 堤防前の広場で 正面に八風峠


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2008/02/  沢沿いの道なき道をラッセル。もうラッセルというより埋没しかけ・・・

・・・それでも、三池岳へ続く峠道は楽しい。樹林が高く見通しがきき、雪のない時期は敷石の道が風情を感じる。

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何度も雪球を浴び、ジグザグを繰り返し、木々の隙間から差す陽が眩しくなった頃、なだらかな尾根上に出る。

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上記は 2008/01のもの 下の写真には兎の足跡が。

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そして足跡に導かれる様に登ると立派な山容が・・・

林が途切れてガレ場の斜面を登って行くと、鳥居が現れる。八風峠に到着だ。


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2008/01 眼下には菰野町。その向こうに四日市市辺りが広がっている。

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2011/01 ほぼ同じ位置から撮影。


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2011/01

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2008/01の八風峠

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2011/01の八風峠 看板の印字が過ぎた日々を思わせる。

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2008/01 鳥居とソリ発射準備をする息子。

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2011/01 

そして今年もソリ準備に余念がない息子。

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2011/01

ここで今年もソリ三昧な息子。
鳥居に向かって滑り落ちるのだが、その速度といったらなかなかのもので軽い山遊びと言って馬鹿には出来ない。


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2011/01

案の定息子は雪にまみれ、汗かき息を切らして一生懸命に遊んでいる。
一方、妻はと言うと、こちらも一心不乱に雪洞を掘っている。
何故そこまで雪を見ると豹変するのかは謎だ・・・
息子と自分は童心に(息子は童だが)・妻は野生に。各々が好きな様に過ごした。


昼食を済まし、思う存分にそれぞれが堪能し 「さて山頂へ・・」 と号令でもと思った矢先・・・
「一名不明! 隊長、一名所在が、生存すらも不明です!!」 と息子の声が八風峠に響く・・・!

野生に帰ったか・・・!?  
そんな期待にも似た不安が脳裏に駆け巡る。いや、期待>不安だろう。期待9:不安1・・・
いや、訂正しよう。  不安は無い。  ズバリだが、残念だが本当に無い。

捜す息子も心なしか無気力だ。 そこに居合わせた誰しもが不安も捜す気もほとんど無かった・・・

「少し冷静になろぅ・・・」腰を下ろして煙草に火を付ける。
「焦ったって良い結果にはならないよ、お父さん」息子はザックの中からココアシガーレットを取り出す。
どのくらいの時間 沈黙を貫いただろう・・重い腰は一向にあがらない

「既成事実は必要だな・・・」無言で息子に目配せをする。彼も心得たもので即座に理解した。

な、なんということでしょう・・・!!!
捜(すフリ)し始めた我らの頭に、日曜夜リフォーム番組のフネさんのナレーションでそのセリフが木霊した!

クソッ!! あの時夢中になって掘っていた雪洞はなんと巣だったのだ・・!!
きゃつは棺おけサイズの雪洞を斜面に掘りそこにすっぽり今目の前で収まっているではないか!
深さ60センチはあろうかその雪洞は風も当たらず快適に見えた。
いっそ快適そうなのでこのまま触れずそのままにしといてやろうかと思ったほどに。
そうしたかった・・・!
が、しかし、見つけてしまった・・・!!しかも物音を立てまくって・・・む、無念・・・

不機嫌そうにゆっくりと瞼を開け、開口一番、「灰皿忘れたから、貸 し て! 持ってきて!」 ときた・・・
敵ながら天晴れ・・・!

息子は何もかも悟ったように、無言で俺の肩を叩いて去って行った。。。

期待が大きかっただけにダメージは計り知れないものとなった・・・・



−−−−2008/01/中旬 天気は快晴。
八風峠で休憩後、山頂へ。

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左の動物の足跡は雪庇の向うへ消えている。

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まるで絵の様・・

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そんの数十分で山頂へ。 頂からは今来た八風峠からの道が見える。
三角点はこの少し奥まった所にある。

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帰路はそのまま行路と同じなので、山頂からは引き返すことになる。
そそり出た雪庇の上を小動物が歩いた跡が見える。
「貴方は無理でしょ? こんなとこ歩くの♪」 と妻を嘲り笑う。

た・・た の し い・・・

−−−−2011/01/02 午後12:00
貸した灰皿は返ってこなかった。。。

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気を取り直して黙々と歩く。下山は早い。灰皿は諦めて雪を漕いで進む。

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栗木谷堤防まで着くと、なんだか何もかも許せる気になっていた。
あの時の恥ずかしい自分も・灰皿も・・・

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帰路、車を路肩に停めての一枚。
遠目で見るとそんなに雪景色でもない鈴鹿。

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御在所なんて、 「あんたも懲りないねぇ〜」 と呆れ顔だ・・・。
分かっていても毎回期待してしまう自分の愚かさを鈴鹿山脈がガン首揃えてせせら笑っているように見える。

「笑いたきゃ笑え・・・」そんなセリフも負け惜しみでしかない。
早くラーメン食べて元気になろう・・・・


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2008/01 林道にて

どうして何もない所で転ぶかね・・・




posted by Lilium medeoloides at 10:00| 愛知 ☔| Comment(4) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とっても面白く拝読しました、これからも覗きに来ますね
しかし山は素晴らしい、そして楽しそうな家族もたまらなく良いですわ
Posted by まめ at 2011年01月30日 23:18
おばんでございます。
とても楽しく読ませていただきました。

写真もとっても綺麗で素晴らしかったです☆ミ。これからも楽しみに覗かせていただきます(#^.^#)
Posted by bunanomori at 2011年04月01日 17:26
マメさん。こんにちは。

コメントありがとうございます。
家族全員が山好きです♪特に息子にはもっと山を自然をそして植物を好きになって欲しいと言う願いがあります。また厳しい山ほど、子供を成長させるように思います。ホント山はやめられませんね(笑)
Posted by Lilium medeoloides at 2011年04月04日 12:19
bunanomori さん。こんにちは。

コメント、リンクありがとうございます。
こちらこそいつも素晴らしい気色を拝見させて頂いてます。また植物や山のコト、沢山の写真を楽しみにしてますので、またそちらにおじゃまさせていただきますね♪

Posted by Lilium medeoloides at 2011年04月04日 12:30
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